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小さな奇跡・大きな奇跡

この事業を実施するにあたり、どうしても書いておきたいことがありますので、その感動が薄れる前にここに書きます。


 そのひとつ。今から2年ほど前、新しく立ち上げる事業の事務所をどこにしようかと探していました。そしてある場所に密かに目星をつけていたのです。1年が経ち、様々な条件を鑑み、やはりそこしかないという確信にまで変わっていったのです。


 ところが事は安直には進捗しませんでした。事業開始予定一ヶ月前になっても思う場所に空室は出ず、別の場所を探さねばと半ば諦めていたところへ、不動産屋さんから電話が入り、当の目星の場所で3月末に退室する人が出たという報せ。


 いかなる偶然の計らいなのか、天にも上るとはまさにこの時の私の気持ち(うかれすぎでしょうか)。わたしの2年越しの思いがついに遂げられ、無事に新しい事務所が開けたことをしみじみ喜んでいます。


 さて念願の事務所は開設できましたが、事業開始に向けてゼロからのスタートで、何から手をつけたら良いのか分からないというときに、強力な助っ人が奇跡のごとく私の前に現れたのです。私たちの事業に賛同しお手伝いしたいと、テキパキと事業開始に向けて準備を進める目を見張らんばかりのその仕事ぶりと、あまりのタイミングの良さに、この時も心から神に感謝いたしました。


 それから一番の奇跡は、二十七名のサポーターさんです。沖縄本島を始め、宮古、八重山を含む県内各地に、ボランティアで妊娠検査薬と病院同行をしてくださる皆さんです。私たちの事業に賛同し、大型連休前にも関わらず、20名余りの皆さんが研修に参加し、最終的には27名のサポーターさんが誕生しました。みんなそれぞれ仕事を持ちながら、県内の若年女子のためにお手伝いしたいという心温かな、優しい皆さん達です。彼女達がいないと私たちの事業は成り立ちません。心から感謝です。


 この事業を開始するに当たり、多くの皆さんに経済的にも支援していただきました。まさに奇跡の連続ではなかったかと思います。この事実を決して無駄にすることなく、心をひきしめて向き合っていきたいと強く思うところです。(Y/Y)

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